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小規模事業者サポーターズ
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第7回小規模事業者支援専門家ミーティング@那覇
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第7回小規模事業者支援専門家ミーティング@那覇

なぜ小規模事業者支援のノウハウは存在しないのか?

~ マルクス・ガブリエル「なぜ世界は存在しないのか」 ~

開催概要

日程:2025年11月15日(土)12時~17時

会場:沖縄県那覇市 沖縄県教職員共済会館「八汐荘」

開催趣旨

「事業者の支援」というテーマは、全国至るところ、そして毎年何十回・何百回という研修会や勉強会、あるいは大規模なカンファレンスが開催されています。


ただ、それらの多くは「事業者がどのように成長したか」という点にフォーカスが当てられていて、支援スべき対象事業所の成長・成功に関するノウハウ・ツール・テクニックについての検討が大多数を占めています。


けれども、その成長を暗に明に下支えする「支援者」「専門家」がどのようなノウハウ・どのような知見を駆使してその事業の成長実現のサポートをしたか?について語られる場は、残念ながら非常に少ないのが現状だと思います。

支援をする側の専門家が獲得・習得すべき知見や技術は「事業の成功・成長」のための技術もさることながら、それ以上に「支援そのものに関する確固とした知見・技術」が必要で重要だと主催者は考えています。


支援の専門家は、どのような技術・知識・ノウハウを獲得し、どういう研鑽を積むべきなのか?という「支援をする立場の方にはっきりとフォーカスを当てたディスカッション」をしようじゃないか、というのがこのミーティングの開催主旨です。


研修会~事例発表

発表者: 河合 里美 さん

発表内容: 現場から学ぶDX伴走支援

発表者: 栃川 昌文 さん、岸本圭史

発表内容: パネルディスカッション

 テーマ1. 小規模事業者の「稼ぎ」について考える

 テーマ2. 小規模事業者への「アプローチ」「支援先顧客の獲得」について考える

    テーマ3.    小規模事業者の変遷について意見交換

開催・参加実績

今回の参加者実績は以下のとおりです。

 地域人数会場参加オンライン参加ITC資格者支援機関・金融機関行政等
 沖縄県 86261(沖縄経済産業局)
 東京都42241
 埼玉県3213
宮城県1011
新潟県222
福井県111
静岡県111
大阪府3
33
愛媛県111
兵庫県111
広島県111
岡山県221
神奈川県111
島根県222
鹿児島県11
1
合計 32 21 11 29 1 1

開催後アンケート

・地方で活動している方の生の声が聞けた。

・第1セッションの事例も参考になりました。

・可能な範囲で当日資料があると嬉しいです。

ご質問をいただいた中で 財務諸表は見るのかという内容がありましたが、ITC の仕事は 経営の持続的な成長に他ならないのでit に偏ることなくきちっと財務諸表もきっと ご支援できるようになる もしくは大筋を理解した上で中小企業診断士や税理士さんなどの専門家に繋げるということが必要だなという気づきを得て 大変 学びを得ました。ありがとうございました!

○長時間を感じさせない議事進行に感心させていただきました。

○会場セットアップの完璧さにも感服しました。

みなさんに刺激をもらえています。なかなか相談できないことも、みなさんの意見を伺って、参考にさせてもらったり、これで良かったと思ったり、できていないことを確認できたりと、この場は、大変ありがたいです。

小規模事業者向け支援者の生の声(事例、報酬のお話)が聞けてよかったです。当方、まだ事業開始したばかりなのでいろいろ勉強させていただきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

いろいろありがとうございました。

初参加でしたが、飲みながらの交流を通じて、参加者から情報交換ができたことと、開催時点ではなりますが、最新のみなさまからのナレッジが聞けたことが参考になりました。

ご質問をいただいた中で 財務諸表は見るのかという内容がありましたが、ITC の仕事は 経営の持続的な成長に他ならないのでit に偏ることなくきちっと財務諸表もきっと ご支援できるようになる もしくは大筋を理解した上で中小企業診断士や税理士さんなどの専門家に繋げるということが必要だなという気づきを得て 大変 学びを得ました。ありがとうございました!

全国のITCと交流でき、お話を聞けて良かったです

今回は、八丁堀の秘密基地から参加させて頂きました。沖縄の本会場に参加出来なかったのはとても残念でしたが、スポーツの副音声のような雰囲気で、本会場の話題や発表に思いついたことを少人数で話し合えたのは存外楽しかったです。

そのままの雰囲気の延長で、八丁堀第二部も盛り上がりました。(論客の石井さんや、ベテランの白城さん、上原さんがいればこそかも知れませんです。)とはいえ、次回は現地参加したいと考えております。

自由に意見を言える場でよいと思います。ただ、発言者が一部の人に偏っていましたので、もっと多くの人の意見が聞けるといいですね。

小規模事業者の支援者側の生業について生々しい意見を伺えて良かった。

今後のAIツールの発展に対応し、小規模事業者の思いに応えることを模索していかなくちゃいけないことを感じました。

面白かったです。失敗事例やこのての事業所さんは難しいなど、取り上げていただけるとありがたいです。

また、こういう経営者の方は、こうだったとかなどなど。成功事例は臨機応援で多様に飛んでいますが、一方、失敗や導入困難なパターンは、パターン化されていると思われます。またその手の失敗、困難は我々コンサルタントの実力不足なのか、クライアントさんがそもそも難しい方なのかが、悩みどころです。ですが、基本的には自分の力不足として捉えてしまいそうですが、そうするとだんだんモチベーションも落ちるので、仕方ないブラック案件として理解することも大切なのかと。

現場で活躍されている方々の生の話が聞けてとても参考になりました。

また、小規模事業者を相手に、どのような収益構造を作っていくかというのは、今後も課題になっていくと思いますので、引き続き議論できればと思います。

今回も大変お世話になりました。事例発表も大変参考になりました。

河合さん「経験が浅い」と仰ってましたが、課題の着眼点や支援ツール(何か忘れましたが・・・)を有効に使われての支援ということで、「この世界、経験の浅さは関係ないな」と感じました。

総評

今回の第7回小規模事業者支援専門家ミーティングでは、


支援事例も「DX」「AI」など昨年・今年のトレンドを多々反映した内容になりました。また、質疑応答などでも生々しい情報や意見が飛び交い、非常に盛り上がる内容となりました。


トークセッションでは、特に体験談や「あるある」などの発言・意見交換を中心に、こちらも大いに盛り上がりました。


メインセッションとなった夕方からの懇親会でも、「飲み会」というよりは、「飲食をしながらの意見交換」という印象の非常に強いディスカッションが多々行われていました。

サブタイトル(テーマ)についての解説

~なぜ小規模事業者支援のノウハウは存在しないか?~

このサブタイトルは、10年ほど前に別の研修会の場で岸本のプレゼンのタイトルにしたものを借用しています。

タイトルは現代ドイツ哲学者マルクス・ガブリエルの著書「なぜ世界は存在しないのか」からもじったものです。

「なぜ世界は存在しないのか」

この著書の中でガブリエルは「すべてを網羅する究極の現実」という意味での「単一の世界」は存在しない、という全く新しい実在論を展開しています。「世界は存在しない」というのはニヒリズム(虚無主義)ではありません。むしろそういった「単一のすべてを包括する概念」が存在しないからこそ、おのおのそれぞれの事業が属する「意味の場」において確かに実在する、と主張します。


「小規模事業者支援のノウハウは存在しない」というのは、これになぞらえたテーゼです。


「小規模事業者」という事業規模で一括りにし、その小規模事業者への「支援ノウハウ」という言葉で一括りにし、「小規模事業者支援のノウハウ」というような「すべてを網羅する」ようなノウハウ・・・そういったノウハウや技術・知見が、あたかも有るかのように情報発信をする方をお見かけすることがありますが、私はそういう「全部を一括りにして包括しよう」というような考えやスタンスに違和感を覚えています。


日本国内に小規模事業者は300万者以上あります。

業種も違えば地域も違うし、事業主(経営者)の年齢や人格だって300万通り。


家族4人で営む製造業(町工場)の請求管理のデジタル化支援

生活関連雑貨を販売する小売店でのPOSレジ導入

息子3人がいる土産物販売ドライブインへの事業承継の支援

個人事業主から法人成りを目指す飲食店へのデジタル化支援


こういった、個別具体的な案件に対して、すべての小規模事業者に通用するような「包括的な支援ノウハウ」を論じたりするよりは、ひとつでも多くの事例や実体験(あるいは事例発表の聴講などによる疑似体験)を積み重ねていったほうが、支援をする専門家としての知見・能力に寄与するのではないか?と思います。


(すべてを包括してどこでも通用するような)「小規模事業者支援のノウハウは存在しない」という前提のもと、私達支援の専門家は、専門家の知見・能力として何を獲得し何を共有すべきなのか?・・・そんな事をテーマとして、今回のミーティングでもぜひご参加の皆さまと侃々諤々、ディスカッションしたいと思います。